出版社と朝日新聞社の共同プロジェクトです。
寛政の改革によって処罰された蔦屋重三郎の耕書堂に集う、若手戯作(げさく)者、浮世絵師たちを主人公に据えた(2)は、江戸を舞台にした青春小説、芸術家小説。まだ何者でもない若者たちが自分の数寄や若さを振り回し、無軌道に突き進んでいく様は、わたしたち読者を ...
現在、消費者庁が検討会を開催し、通報環境の整備に向けた議論を進めている。誰もが「おかしいことはおかしい」と声を上げられ、そうした声を真摯に受け止められる社会の形成に向けて、公益通報者保護法の機能と役割を問い直さなければならない。
語学教材などで知られる中堅の朝日出版社(東京)が、M&Aの手続きによる混乱で揺れている。経営陣が反対する株式譲渡契約を、創業者の遺族が締結。取締役6人全員が解任され、経営体制が不安定になっている。
江戸時代の人形浄瑠璃や歌舞伎の作者として、新しい地平を切りひらいた近松門左衛門。その生涯を描いた「一場(いちじょう)の夢と消え」(文芸春秋)は、松井今朝子さんの人生を重ねて生み出された渾身(こんしん)の芸道小説だ。
17日発売の雑誌「モーニング」に掲載された人気漫画「社外取締役 島耕作」(弘兼憲史・作)に、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設工事に抗議をする人たちが日当を受け取っている、との表現があった。SNS上などでは、漫画がデマを広げ ...
著者の主張はこうだ。レストランでの食事は美術館で作品を観(み)る、コンサートで音楽を聴くのと同じ芸術体験である。考え抜いた料理を作り、気持ち良いサービスをしようと研鑽(けんさん)するレストランこそ、行く価値がある。しかし本書は単なるグルメレポートでは ...
「伝染るんです。」は1989年、平成の幕開けとともに「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載が始まり、瞬く間に社会現象に。あれから30年、作中でも現実と同じだけの時間が経ち、それがおのずと時代の変化を映し出している。
「The yogis magazine」はヨガの専門誌。ヨガについては、友人の女性が、大病後に始めてみたらてきめんに体調がよくなった、と絶賛していたので気になっていた。ただ、女性のものというイメージが強く、以前ハンモックヨガの体験に行ってみたら、男性 ...
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「南総里見八犬伝」をもとに書かれた山田風太郎さんの『八犬伝』が映画化され、10月25日から公開されます。里見家の呪いを解くため、八つの珠に引き寄せられた剣士たちの運命を描いた「虚」の世界と、その執筆に執念を燃やす江戸時代の戯作者・滝沢馬琴の半生を描い ...
2024年度のノーベル文学賞は、韓国のハン・ガンさんが受賞しました。自分の作品にはじめて接する読者に「最初に読んでほしい」とハン・ガンさんが語るのが、最新作『別れを告げない』(斎藤真理子訳、白水社刊)です。「究極の愛の小説」と言われ ...